こんにちは、歯科衛生士の新です。
日本歯科医師会が、「国民皆歯科検診」を
今後3年から5年をめどに進めていく考えを示しました。
最近テレビでも歯科について取り上げられているのを、よく観ますね!
老後の後悔ナンバー1は「歯を大事にしなかったこと」
だそうです
では「歯を失う」と、何が良くないのでしょうか…?
歯の数は親知らずを含めて合計32本。
フランスパンを噛む為には18本、煎餅を噛むには15本必要で、
11本以下になると「おいしい」という感覚が衰えてしまうと言われています。
食べられる物が少なくなる→取れる栄養分にも偏りが出てしまい、
抜けた本数が多いほど、肥満や生活習慣病になりやすくなるという報告もあります。
栄養素が不足すると、筋肉が維持しづらくなり、将来的に寝たきりや死亡リスクも上昇
歯がなくなると、口の周りに縦ジワができやすくなり、見た目も老いていきます。
また、噛めなくなると脳の老化スピードが速まり、認知症を発症しやすくなる
まさに「歯の本数」は生きる力に直結すると言えます。
歯を失う主な原因は
1位 歯周病(37%)
2位 う蝕(29%)
3位 破折(17%) です。
どんな歯もその寿命を伸ばすには、定期的な検診が必要です
ただ歯医者さんで診て貰えれば良いという訳でなく
「検査方法」で読み取れる情報量も大きく変わって来ますし、
歯科医院によっては1位の歯周病治療を全く行っていない所もあります。
当院では詳しい検査を行い、歯、お口全体の健康が長く保たれるような治療を提案しています。
毎年定期検診に通っていても、口の中に歯科が携わる時間は全体のうちたった4%なので
残りのお家でのケアの方法の向上も大切です。
アドバイスさせて頂きますので、ぜひ一緒に健康&健口を目指しましょう